和歌山の根来寺は、新義真言宗の総本山で、覚鑁(かくばん)が建立したことで有名ですよね。
この興教大師覚鑁は肥前国(佐賀県)に生まれ、後に和歌山の根来寺で生涯を閉じられました。
そんな根来寺は、紅葉や桜の時期以外はゆったりと見てまわれました。
今回は根来寺の御朱印と御朱印帳を頂いてきましたのでご紹介いたします。
根来寺の御朱印
早速、根来寺の御朱印と御朱印帳をご紹介いたします。
「神仏霊場 和歌山第九番」 大日如来の御朱印です。
「真言宗十八本山」興教大師の御朱印です。
不動堂へ行くと、「不動明王」と「愛染明王」の御朱印が頂けますが、今回は時間がなかったので、また次回に伺いたいと思います♪
根来寺の御朱印帳
赤と青の2種類がありましたが、赤を選んでみました。
シンプルでありながら、根来寺から見下ろした景色の刺繍が施されているとことが素敵です。
根来寺の御朱印帳には、ビニールのカバーがついていて、汚れや御朱印帳が不意に開くことを防いでくれるのでありがたいです。
根来寺を散策
根来寺の駐車場は2つありますが、私は資料館の方に停めて拝観してきました。
駐車場から上がっていくと受付があります。
ここで入山料(500円)を支払います。
階段を上っていきます。
大伝法堂が見えてきます。
まずは、手水舎で清めるつもりでしたが、まだ水が入っていませんでした。
国宝の大塔。
左に行くと大師堂があります。
大師堂を過ぎて上がっていくと、奥ノ院があります。
この奥ノ院に覚鑁(かくばん)上人が眠られていらっしゃいます。
奥ノ院を後にして、西に向かうと光明殿があります。
光明殿に覚鑁(かくばん)上人のご尊像が奉安されていて、和歌山県の指定文化財にもなっています。
根来寺の名所のひとつに庭園があります。
根来寺の名勝庭園
名草御殿から庭園を観賞するには、奥ノ院と光明殿の間の本坊寺務所から入る事ができます。
御朱印は、この本坊寺務所で頂くことができます。
書いて頂いている間に、庭園を観賞することにしました。
徳川家から拝領した名草御殿から見える名勝庭園です。
平日のため、人影もまばらなのでゆっくりと観賞できました。
そして、外にでてさらに西の九社明神へ行こうとすると・・
え!マムシがでるの?とちょっと怖くなったので引き返してきました^^;
結局、マムシにあう事はありませんでしたが、広い境内の中をゆっくりと散策して気持ちのよい時間を過ごすことができました。
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では、根来寺のご由緒なども調べてみましたので、良ければご覧ください。
根来寺の御由緒について
根来寺は鳥羽上皇の庇護を受けた覚鑁上人によって開かれたお寺で、覚鑁上人が38歳の時に本寺豊福寺として健立されました。
この時、同時に健立されたのが、学問探求と修禅の修行場として有名な高野山にある「伝法院」と「密厳院」です。
のちの根来寺である、この本寺豊福寺も高野山とともに栄えた、大伝法院の一つなのです。
新義真言宗の総本山である根来寺は、現在、興教大師である覚鑁(かくばん)上人の魂が祀られています。
根来寺は見どころが沢山!
奥の院
根来寺を健立した興教大師さま(覚鑁上人)の魂が祀られているお墓です。
神聖な空気があたり一帯を包み込んでいますのでその空気感に驚く人も多いのだとか。
夏でもひんやりとした澄んだ空気に心が静まります。
大伝法院
根来寺の本堂である大伝法院。
ここは僧侶の修行場にあたり、ここで真言宗の大事な「傳法大会」「傳法潅頂」などの修行がなされます。
大日如来が御本尊そして金剛薩埵、尊勝仏頂が祀られているのですが、これらは国の重要文化財に指定されています。
大塔
「大塔」大毘廬遮那法界体性塔(だいびるしゃなほっかいたいしょうとう)
国宝にも指定されている、こちらの大毘廬遮那法界体性塔は、木造多宝塔としては日本で一番大きいとされています。
その大きさは高さが40メートルの幅が15メートル。
しかもこの大塔、国宝にもかかわらず中に入ってお参りすることができるのです。
この大塔は真言密教の考え方を示したデザインになっていると言われていますから、歴史の流れとそのパワーをぜひ塔内で感じてみませんか?
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根来寺の境内は非常に広く、このほかにも弘法大師を祀った大師堂や、覚鑁上人が根来寺の安泰を願った春日明神などほかにもたくさんのお堂があります。
自然に癒されながら境内をゆっくり散策してみるのもいいかもしれませんね。
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ところでみなさんは ”星のもと” なんて言葉聞いたことがありますか?
「そうゆう星のもとに生まれたんだ」なんてセリフがありますよね。
根来寺では月日と月日にそんな「星まわり」軌道修正してくれる!?「星まつり」(星供・節分会)があるんです。
それぞれが持って生まれるとされる星。そんな星に思いを馳せて幸福な人生を祈願するなんてなんだか素敵ですね。
拝観時間
4月~10月 9:10~16:30
11月~3月 9:10~16:00
入山料
大人(中学生以上) 500円
小人 無料
御朱印の授与所
『不動堂』
第三十四番札所 近畿三十六不動尊霊場(御本尊:不動明王)
第一番札所 紀伊之国十三仏霊場 (御本尊:不動明王)
諸縁吉祥・良縁成就の仏様(御本尊:愛染明王)
『本坊・寺務所』
和歌山第九番札所 神仏霊場 (御本尊:大日如来)
覚鑁上人のご朱印 真言宗十八本山 (御本尊:興教大師)
不動堂と本坊・寺務所がご朱印場所となっています。
アクセス方法
近くに駅などがないため、車で行かれた方が良いです。
最寄駅からの行き方など
●大阪方面よりお越しの場合
JR「和泉砂川」から
近畿大学経由岩出行きのバス(約分)「根来寺」下車のち徒歩分
岩出駅行きのバス(約分)「岩出図書館」下車のち徒歩分
JR「紀伊」から
近畿大学行きのバス(約分)「根来」下車のち徒歩分
南海電車「樽井」から
近畿大学経由岩出行きのバス(約分)「根来寺」下車のち徒歩分
岩出駅行きのバス(約分)「岩出図書館」下車のち徒歩分
●和歌山方面からお越しの場合
JR「岩出」から
近畿大学経由 樽井駅行きのバス(約分)「根来寺」下車のち徒歩分
樽井駅行きのバス(約9分)「岩出図書館」下車のち徒歩分
まとめ
根来寺境内は豊かな自然に恵まれていますから、四季折々で違った表情を見せてくれるのも嬉しいですね。
健康祈願や身代わり祈願だけでなく、良縁成就としてもご利益が期待されるそうですから、友達を誘っての参拝もいいかもしれませんね。
秋の紅葉とお堂とのコントラストは必見ですし、蓮池もありますから初夏には一面に美しく咲き誇った蓮が見られるようです。
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