秩父三社の中でも、特に強い力があるという、三峯神社。
実は数年前のブームの際に訪れたことがあるのですが、その時のあまりの神聖な雰囲気に圧倒され、ぜひもう一度お参りしたいと思っていました。
オオカミが守る、聖域のような神社を訪れてみました。
三峯神社の御朱印と御朱印帳
御朱印代 300円(紋入りの場合は500)
授与時間 8:00~17:00
日本武尊が東征の際、伊弉諾尊と伊弉册尊の国造りを偲んで創建した神社です。
参拝時間
6:00~18:00頃
(日程により、変更あり。要問合せ)
アクセス方法
■電車の場合
- 西武池袋線「西武秩父駅」より三峰神社行き急行バスにて約1時間30分
※本数が少ないので、バスのダイヤをよくご確認ください。
■車の場合
- 関越自動車道「花園IC」より約2時間
※駐車場あり(有料、閉鎖時間ありのため早朝・夕方は事前確認がおすすめ)
三峯神社へ
西武秩父駅から、バスに揺られること、1時間半。
なだらかだった道路は次第に細く険しくなり、完全な山道となっていきます。
途中では、バスが1台ギリギリ通れるくらいのダムまで、通過。
かなりの秘境感を覚えつつ、やがて到着したところは、広い駐車場です。
しっかりと駐車場も用意されているので、自分で運転して行くこともできます。
ただし、腕に自信がある方以外は、市内に車を停めてバスに乗ることをおすすめします…。
駐車場から階段を上がり、いざ参拝へ。
ゆるやかな上り坂を進み、左右に茶店を確認しつつ行くと、すぐに白い鳥居が見えてきます。
鳥居を3つ組み合わせた、真っ白な三ツ鳥居です。日本に7つしかない、とてもめずらしい鳥居です。
正式な入り方は、真ん中から入り、左をくぐって、また中に戻って今度は右をくぐり、最後にもう一度左をくぐる、という茅の輪くぐりのような作法があります。が、当日は雨が降っていたため、会釈をして失礼しました。
さらに進んでいくと、分かれ道があり、左は下り坂となります。
ちなみに右手に進むと、日本武尊の像や奥の院の遥拝殿などもあるのですが、今回は時間の関係で断念。条件が合えば雲海も見えるそうですよ。
進んだ先には、隋身門という立派な門が見えます。
元はお寺だった三峯神社、こちらはかつて仁王門だったそうです。が、明治時代の神仏分離で、仁王門は鴻巣市のお寺に遷されたそうです。
隋身門の左右には、狛犬ならぬ狛狼が鎮座しています。
キュッとしたお顔がステキ。
境内には、至る処に、狼の像が設置されていますので、お好みの狼さんを探してみるのもおすすめです。
深い木々の間を縫うように参道を進むと、拝殿前の階段が見えてきました。
こちらを上ると、再び鳥居があります。
左手にある手水屋で手を清めたら、いざ拝殿で参拝へ。
三峯神社は、日本武尊伝説の残る、大変歴史のある神社です。
主神は、伊弉諾尊と伊弉册尊。家内安全や縁結び、また伊弉諾尊からは災難除けや開運のご利益がいただけます。
数年前から、手相芸人の島田秀平さんや、スピリチュアルカウンセラーのCHIEさんが関東一のパワースポットとして紹介したことから、大人気となりました。
朔日である1日には、限定の白い氣守りを求める人が長蛇の列を作り、こんな山の中なのにいつも大渋滞だそうです。
拝殿でお参りをすると、すぐ隣にこんな桶が置かれています。
この日は雨だったので、既にネタバレされているのですが、拝殿のあるスポットに水をかけると…
龍の姿が浮かび上がるのです!
こちらの龍は、何と辰年に出てきたそうです。
さすがは関東随一のパワーを持つ三峯神社さんですよね。
御朱印は、拝殿横の授与所でいただきます。
大人気の三峯神社だけあって、御朱印は大混雑でした。
御朱印帳をお願いして、待ち時間にもう一つのパワースポットに向かいます。
木々の間を進むと、小さなお社が置かれた木が見えてきます。
こちらが、縁結びの強いパワーがいただけるという、縁結びの木。この木の下にある屋根の下で、あるおまじないができます。
左の机の上に、小さな引き出しがあります。こちらの中には、
紙が2種類入っています。
青い方には男性の名前を、赤い方には女性の名前を書くようになっています。
男性なら青に自分の名前、女性なら赤に自分の名前を書くといいですね。
そして、もう一枚には、結ばれたい相手の名前を書きます。
まだ気になる人がいない時は、理想の相手を具体的に書くといいそうですよ。
最後にこの2枚の紙をくっつけて、くるくるとこよりを作るのです。
最後に御朱印帳をいただき、この日は参拝終了。帰りは、近道を通りました。
人が少なく、雰囲気バツグンのルートで、おすすめです。
ちなみに、三峯神社では温泉や宿泊もできる施設があります。
前記の通り、早朝に雲海を見ることもできるので、宿泊をしてじっくりと参拝してみるのもおすすめです。
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三峯神社について
三峯神社は、景行天皇が国を平定するために、東国へ遣わした皇子・日本武尊によって創建されました。
碓氷峠に向かう途中、山河のあまりの美しさに、国を作った伊弉諾尊・伊弉册尊を想い、二柱を主神としてお祀りしたのが始まりです。
神社から白岩山・妙法ヶ岳・雲取山の三山が見えたことから、三つの峯を取って「三峯」と名付けられました。
山に住む狼を、猪などの害獣から農作物を守ってくれるオオカミ=大神として神格化し、眷族として祀っているめずらしい神社でもあります。
おわりに
普通の神社は、お天気の良い日に行くと、ご利益をたくさんいただけると言われています。
しかし、この三峯神社は、むしろお天気の悪い日の方がおすすめだそうです。
標高が高い三峯神社は、霧に包まれている日がとても多いそうです。この霧こそが、狼さんの化身だと言われています。
つまり、霧が濃い日の方が、歓迎されている、というわけですね。
私が訪れた日も、どちらもお天気があまりよくなくて、とても濃い神聖な空気が感じられました。
天気の良くない日にどこか御朱印をいただきに行きたくなったら、ぜひ訪ねてみてください。
ORION(ライター)