秩父三社の最後の1つである宝登山神社(寶登山神社)は、三社の中で最も北、観光名所としても有名な長瀞のそばに位置します。
ミシュラングリーンガイドで1つ星にも選定される程の豊かな緑や、社殿に施された見事な彫刻など、見所たくさんの同神社を訪れました。
宝登山神社の御朱印
宝登山神社(寶登山神社)は、西暦110年頃、日本武尊が東征の際に火事に遭ったところ、神犬に助けられて無事に山頂にたどり着いて神霊を祀ったことが始まりです。
御朱印代 300円
御朱印帳は、桜の模様が上品な紫と、花の輪がかわいいピンクの2種類。どちらも1300円。
御朱印が頂ける時間は、参拝時間と同じです。
【参拝時間】
【アクセス方法】
■電車の場合
秩父鉄道「長瀞駅」より徒歩12分
■車の場合
関越自動車道「練馬IC」より約70分
宝登山神社へ
秩父三社の一つである秩父神社から、車で約30分。
川下りで有名な長瀞峡の最寄り駅である長瀞駅前から、宝登山神社に向かう参道が長く伸びています。
夏に行列ができるかき氷店などを見ながらゆるやかな坂を上がって行くと、大きな駐車場の先に宝登山神社の入口となる鳥居が見えてきます。
鳥居の先にある階段を上がれば、すぐ目の前が本殿です。
周辺には、ミシュランガイドにも登録された、豊かな緑が広がります。
途中にあり手水屋で手を洗ってから、まずは参拝します。
宝登山神社は、西暦110年頃に、東征中の日本武尊が山頂に向かう際に火事にあったところを、巨大な神犬に助けられたことに由来する神社です。
心なしか、狛犬も立派です。
御祭神は神日本磐余彦尊(神武天皇)、大山祗神、そして火産霊神。
諸難消除、火盗除けと共に、寶の山に登るという名前から金運上昇のご利益もいただけると言われています。
本殿の見どころは、何と言ってもその欄間に施された彫刻です。
明治初期に建てられた社殿の欄間は、二四孝をはじめとした美しい彫刻で鮮やかに彩られています。
しっかりとお参りをした後は、御朱印をいただきます。
最近、秩父三社は人気があり、この日も御朱印をいただくために少し行列ができていました。
待っている人が多い時は、御朱印帳を預けて境内を参拝した方がいいかもしれません。
御朱印を無事いただいたら、摂社をお参りしていきます。境内にはたくさんの摂社があります。
この神社を開いた日本武尊を祀る、日本武尊社。
年に一度のお祭りの際は、このお社からお神輿をスタートさせて、奥宮へ向かうそうですよ。
菅原道真公をお祀りする、天満宮。
もちろんご利益は、学問。
お正月には、秩父市内の受験生が多く訪れるそうです。
橋を渡った先には、宝玉稲荷神社が。
このあたりは、神社独特の張りつめた空気も、周りの緑も、さらに濃くなっている気がしました。
境内には湧き水も沸いていて、お水をいただくこともできます。
生では飲めないとのことで味見は断念しましたが、とてもキレイでご利益がいただけそうなお水でした。
車で訪れた時などには、ペットボトルにいただいて、自宅で煮沸して飲んでみるのもよさそうです。
今回は時間の関係で訪れることができませんでしたが、日本武尊が訪れたという山頂には奥宮があり、現在はロープウェイで楽々訪れることができます。
こちらも大変なパワースポットとのことですので、再訪した時は参拝してみたいです。
宝登山神社(寶登山神社)について
約1900年前の西暦110年頃、第12代景行天皇の皇子である日本武尊が東征の途中、神犬に導かれて山頂を目指していました。
ところが、道中で火事が発生し、行く手を阻まれてしまいます。
すると、道案内をしていた神犬が火の中に飛び込んで火を消し止めたため、尊は無事に山頂にたどり着くことができました。
このことからこの山は「火止山」と呼ばれ、やがて「宝登山」となったと言われています。
おわりに
訪れる前は、寶登山神社というお名前から、もっとゴージャスな神社を想像していました。
しかし、実際は豊な緑の中にある、神聖で清々しい雰囲気の神社でした。
奥の院にも参拝してみたいので、秩父の自然を感じに、また訪れたいと思います。
ORION(ライター)
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