浄智寺(鎌倉五山巡り②)の御朱印!時間や見どころなどをご紹介!

神奈川

2番目の浄智寺をご紹介する前に、今回は鎌倉五山について、簡単にご紹介します。

五山制度はインドの五精舎にならって、中国南宗末期に禅宗の保護と統制のため格式高い五つの寺を定めたことに由来します。

一方、鎌倉幕府が開かれる前年の建久2年(1191)、南宋から帰国した栄西らによって広まった禅宗は隆盛を極め、鎌倉を中心に続々と新しい宗派が起こりました。

やがて鎌倉時代末期になると、幕府は次々と大寺院を建立。さらに南宋にならって五山制度を導入して、鎌倉と京都の主な禅刹を、それぞれ鎌倉五山・京都五山に制定しました。

その後、幾度かの改定を経て、至徳3年(1386)に室町幕府の将軍・足利義満の元、現在の五山が制定されました。

京都では最上位に南禅寺がおかれ、以下に京五山として天竜寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺が、 鎌倉では建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の五寺が定められました。

それでは、浄智寺の御朱印をご紹介いたします。

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浄智寺の御朱印

  • 御朱印代 300円
  • 拝観料  200円

浄智寺の正式名:金峰山浄智寺

臨済宗円覚寺派の寺院。北条時頼の三男・宗政の菩提を弔うため、宗政の妻と兄・時宗により、宗政の子・北条師時(当時8歳)を開基として創建されました。

  • 御参拝時間 9:00~16:30
  • 御朱印の授与時間 参拝時間と同じ

浄智寺のアクセス方法

【電車の場合】
JR横須賀線「北鎌倉駅」より入り口まで徒歩6分
【車の場合】
駐車場あり(境内無料)

浄智寺へ

2つ目に訪れたお寺は、鎌倉五山第四位の浄智寺です。

円覚寺の総門を出たら線路を渡り、鎌倉街道を鎌倉駅方面へ。進行方向左手にしか歩道がないので、こちら側を歩くのがおすすめです。

しばらく進むと、左手に精進料理で有名な「鉢の木」というお店が見えてきます。

通り過ぎてすぐの横断歩道を右手に渡ると、そこが浄智寺の入り口です。

とてもわかりにくいので、入り口左手にある案内を見逃さないように注意してくださいね。

線路を渡ると、「行き過ぎ」です。狭いですが、車もここから入れます。

住宅地を少し進むと、とても鎌倉の古刹らしい、自然にあふれた景色が見えます。

歩道からも入れますが、雰囲気バツグンなので、この苔むした道を行くのがおすすめです。

少しだけ階段を上がると、受付があります。こちらで拝観料を納め、鐘楼門をくぐって進みます。

この何だかかわいい鐘楼門は中国式で作られていて、日本にはなかなかめずらしいスタイルだそうですよ。

鐘楼門のすぐ先には、お寺の本殿に当たる仏殿・曇華殿が。

早速お参りします。

浄智寺は、執権・北条時頼の三男・の宗政の菩提を弔うために、宗政の妻と兄・時宗が、宗政の子・師時を開基として創建しました。

最盛期には500名もの僧が住み、七堂伽藍を備え塔頭も11寺院という、現在の円覚寺規模の大寺院だったそうです。

御本尊は阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三世仏。

室町時代から伝わるもので、それぞれ、過去・現在・未来を表しているそうです。

参拝を済ませたら、緑いっぱいの境内を散策します。境内は時計回りにぐるりと回ることができ、ゆったり散策するのにぴったりです。

自然を生かした境内なので、進む度に様々な景色が楽しめるのも魅力的。

中でも洞窟があるエリアには、たくさんの石仏や、鎌倉江ノ島七福神の一である布袋の石像など、見所がいっぱいです。

散策が終わったら、書院に併設された授与所で御朱印をいただきます。

人気のお寺なので、待ち時間があることもあります。そんな時でも、ステキな境内でまったりできるのでラッキーとさえ思ってしまいます。

ちなみに境内の裏から進むと、源氏山に抜けるハイキングコースがあります。時間がある時は、思い切って歩いてみるのも楽しそうですね。

2つ目の御朱印も無事にいただいたところで、建長寺へ進みます。

さいごに

禅寺らしい、自然たっぷりのお寺です。

臨済宗はわりと厳しい雰囲気のお寺が多いのですが、こちらは境内にたぬきの置物があったりして、わりとフッと息が抜ける居心地の良いお寺でした。

近くにある東慶寺共々、季節ごとに訪れたい、オススメスポットです。

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