大阪なんばCITYの東側から徒歩で3~4分ほどに大乗坊というお寺があります。
周りはアニメ好きの方やgramのパンケーキで並ぶ女性などで沢山の人がいますが、大乗坊目当てなのは私ぐらいのようでした^^;
この大乗坊は大阪七福神のひとつで、摂津国八十八箇所第29番にもなっています。
難波八阪神社で御朱印を頂いたあとに、一旦戻って大乗坊で御朱印を頂きましたのでご紹介いたします。
大乗坊の御朱印
「摂津国八十八箇所」霊場の第29番札所、大阪七福神めぐりの御朱印が堂内の授与所でいただけます。
大阪の七福神巡りは専用の七福神のイラストが書いてある色紙があります。
色紙は1枚1,500円、御朱印は初穂料300円。
- 御参拝時間 6:00~18:00 参拝自由
- 御朱印の授与時間 随時~18:00
アクセス方法
【住所】大阪市浪速区日本橋3-6-13
【電車&バスの場合】
- 南海線「難波駅」から徒歩約8分
- 大阪市営地下鉄「日本橋駅」から徒歩約6分
御由緒
【正式名】
崑崙山 宝満寺 大乗坊(だいじょうぼう)「wikipedia参照」
弘法大師建立と伝えられる真言宗の寺院。
もともとは、四天王寺東北方牛崎(筆ヶ崎)という場所にありましたが、織田信長と石山本願寺との間で起こった石山合戦(1570年~1580年)に巻き込まれました。
その難から逃れようと、本尊の毘沙門天の仏頭とともに難波村に移り、大乗坊を再興したと伝わっています。
その後、江戸時代の宝暦年間には、信者からの寄進で広大な寺域を持つようになり、以来“長町の毘沙門さん”として信仰されました。
見どころ
こちらは一願空鉢大龍王。
中はこのようになっています。
向かって左側には、夜泣地蔵尊等・延命地蔵尊・厄除地蔵尊・火伏地蔵尊があります。
大阪七福神
大阪市内の7カ所の社寺で構成される七福神を巡る「大阪七福神巡り」。
大乗坊は、金銭融通の御利益がある毘沙門天にあたります。
ちなみに、他の七福神は、「寿老人」の三光神社、「福禄寿」の長久寺、「弁財天」の法案寺、「大黒天」の大國主神社、「恵比寿」の今宮戎神社、「布袋尊」の四天王寺となっています。
毘沙門天王立像
本尊となっている秘仏「毘沙門天王立像」は、日本の四大毘沙門天王像のひとつであり、戦前は60年に1度のご開帳となっていましたが、本堂再建後は毎年5月と11月の第2日曜日に御開帳されるようになりました。
前立本尊(まえだてほんぞん)
前立本尊とは、本尊が秘仏である場合、普段、その本尊にかわって祀られる像のこと。
大乗坊の前立本尊は、鎌倉中期のものと推定され、肩の部分に鬼の面が彫り込まれていて、重要文化財に指定されています。
耐火収蔵庫型厨子(たいかしゅうぞうこがたずし)
本堂が再建された1914年(大正3年)に、本堂内に建築された煉瓦造の耐火収蔵庫型厨子。
本堂と一体となった収蔵庫型厨子としては極めて早い時代にものといえます。
太平洋戦争中、本堂は空襲により焼失してしまいましたが、この耐火機能をもった厨子により、中にあった仏像は焼失を免れました。
現在の本堂は、その厨子を組み込んで1960年に再建されたものです。
ミニ絵馬
手のひらに乗るとっても小さなサイズの大阪七福神巡りの小絵馬があります。
小絵馬初穂料100円。今流行りの“インスタ映え”します♪
さいごに
大乗坊付近は人が多く行きかっていますが、大乗坊は違った雰囲気をかもし出していて一見入りずらい印象がありました。
ちょっと勇気をだして戸を開けて、お参りをして御朱印を頼んでみると、とても丁寧に接してくださりました。
難波八幡神社へお越しのさいは、大乗坊へも行ってみてください。
でも、もし戸が閉まっていたらゴメンナサイ。