鬼子母神を訪ねた際、同じく手創り市を開催している神社があることを知りました。
雑司が谷大鳥神社という神社は、元々は鬼子母神と同じ境内にあったそうです。
手創り市に誘われて、地元密着の小さな神社を訪ねてみました。
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雑司が谷大鳥神社の御朱印
初穂料 300円
江戸時代、出雲藩主・松平出羽守が嫡男・万千代の疱瘡治癒を鷺大明神に祈願し、見事平癒したことから、厄除けの神様として鬼子母神の境内に「鷺大明神」を創設したのが始まりです。
アクセス方法
【電車の場合】
東京メトロ副都心線 雑司が谷駅より徒歩2分
都電荒川線 鬼子母神前駅より徒歩3分
【車の場合】
駐車場なし、鬼子母神同様、周辺に小さなコインパーキングが点在しますが、道が狭いのでオススメしません。
雑司が谷大鳥神社へ
鬼子母神から歩いて3分ほど。
看板に従って住宅地を抜けていくと、すぐにこぢんまりした神社が見つかりました。
路地側にも鳥居がありますが、正面の鳥居は都電荒川線の線路沿いにあります。
せっかくなので、少し回って正面から境内に入りました。
鬼子母神同様、境内は手創り市のお店が並んでいて、ハンドメイドの作品目当ての人が大勢訪れていました。
年始には酉の市が開かれ、さらに大勢の人で賑わうのだそうです。
しかし何もない日は、都電の音が心地よく聞こえるほど、静かな神社なのだろうな…と想像できました。
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雑司が谷大鳥神社は元々、鬼子母神の境内に「鷺大明神」として祀られていました。
しかし、神仏分離令により雑司が谷鬼子母神の境内から離れなくてはならなくなり、一時は近隣にあった料亭・蝶屋の敷地内の小さなお社に仮遷座されます。
その状況を見かねた旧幕臣の矢嶋氏が、自身の土地を200坪も奉献して、明治20年に現在の場所に鎮座されました。
以後、土地の寄進や境内の整備が行われて現在の規模となり、今では「雑司が谷のお酉さま」として、地域の人から愛されています。
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御祭神は、日本武命(ヤマトタケルノミコト)。
出世や仕事運のUPに加え、厄除けのご利益もいただけます。
お参りをして、早速御朱印をお願いしました。待っている間、境内の摂社をお参りします。
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まずは、手水舎のすぐ隣にある西宮神社へ。
雑司が谷七福神が創設されるのに併せて、兵庫県の西宮神社から分霊を勧請したそうです。
見るからにおめでたい恵比寿様の像にも、しっかりとお参りをします。
続いて、拝殿の横にある三杉稲荷神社へ。
元々は個人がお祭りをしていたお稲荷さんですが、首都高の工事で用地買収された際に、大鳥神社に遷移されたそうです。
お稲荷さんですから、商売繁盛や財運UPのご利益がいただけます。
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その後、お願いしておいた御朱印をいただくと、美しい文字の下に、とってもキュートな都電の印が押されていてびっくり!
ステキな遊び心に、何だか嬉しくなってしまいました。
しかもこちらの御朱印は、初詣の時と7/1~7の「夏詣」と呼ばれる時期は、限定の印を押していただけるそうです。
また、大塚の天祖神社と飛鳥山の七社神社と合わせて「都電神社巡り」が行われていて、松の内にはその3社限定の御朱印もいただけるそうです。
次回はそんな限定御朱印をいただきにも訪れてみたいですね。
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帰りは、再び駅近くの欅並木へ。
実は大鳥神社が一時的に遷されていた料亭・蝶屋の跡地には五軒長屋が建てられ、現在も古民家再生されて残っているのです。
その1軒であるキアズマコーヒーに立ち寄りました。
古民家カフェにありがちな古臭さは全くなく、部分的にレトロさが感じられて、とてもスタイリッシュ。
コーヒーも美味しく、とても居心地のよいお店でした♪
さいごに
手創り市に導かれて偶然訪れた神社でしたが、周辺の氏子さんたちから篤い信仰を集めているというのが感じられる、とてもステキな神社でした。
個性的な御朱印も魅力的なので、限定の御朱印をいただきにも訪れてみたいです。
ORION
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