親戚が上京した時、東京の観光名所で行ってみたいところを訪ねると、「巣鴨」という答えが返ってきました。
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巣鴨とげぬき地蔵を中心にとても有名なエリアですが、その時私は、東京に住んでいながらほとんど行ったことがないことに気づきびっくり。
巣鴨散策と共に、巣鴨とげぬき地蔵(高岩寺)を訪ねて御朱印を頂いてきました。
高岩寺(とげぬき地蔵)の御朱印
300円
高岩寺は扶岳太助が湯島に開き、明治時代に巣鴨に移転したのがはじまりです。
- 御参拝時間 24時間(本堂は6:00~17:00)
- 御朱印の授与時間 6:00~17:00
高岩寺の行き方
【電車の場合】
JR山手線 巣鴨駅から徒歩約7分
都営三田線 巣鴨駅 A3出口から徒歩約3分
【車の場合】
駐車場は大型バスのみ、普通車はなし(周辺にコインパーキングあり)
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JR巣鴨駅の正面口を出て白山通りを反対側に渡り、板橋方面に進むとすぐに「巣鴨地蔵通商店街」の大きなアーケードが見えてきます。
高岩寺へ
「おばあちゃんの原宿」でおなじみの商店街ですが、今は若い子の間でも「ガモる」という言葉がある程、甘味や街歩きを楽しむスポットとして人気があるのだとか。
実際、商店街を訪れてみると、中央付近にある巣鴨とげぬき地蔵を中心に、老若男女問わず大勢の人であふれていました。
この入り口からとげぬき地蔵までは、歩いて3分程、JR巣鴨駅からでも約7分で到着します。
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巣鴨とげぬき地蔵、という名前は通称で、実際は高岩寺という曹洞宗のお寺です。
元は湯島に開かれましたが、一度下谷屏風坂に移転し、さらに明治になって区画整備のために現在の場所に移転しました。
江戸時代、地蔵菩薩を信仰する小石川の武士・田村氏が、病気の妻の回復を願って、夢で見たお告げの通りに地蔵菩薩の御影を川に1万枚流したところ、妻の病が治ったそうです。
さらに、この話を聞いた毛利家の僧が、あやまって針を飲み込んだ女中に御影を飲ませたところ、針が刺さった御影を吐き出したことから、とげぬき地蔵という通称が生まれました。
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立派な山門をくぐり、まずはお線香を供えます。
頭や体に、煙をあてている人も大勢いました。
そのまま、本殿にお参りをします。
ご本尊は地蔵菩薩で、前出のエピソードから、体のとげを抜いてくれる=悪いところを治してくれると言われています。
しっかりとお参りをしたら、御朱印をお願いしました。
なお、こちらのお寺では、現在、大々的な禁煙キャンペーンをされているそうです。
たばこは、自ら体のとげを入れているようなものなので、とげぬき地蔵にふさわしくない、というお考えだそうです。
確かに、納得のお話ですね。
洗い観音さまをなでてご利益?!
御朱印をいただいたら、続いて境内の左側にいらっしゃる洗い観音へ。
洗い観音さまは、明暦の大火で妻を亡くした信徒の1人が、その供養のために奉納したそうです。
この観音さまに水をかけて、自分の悪いところを洗うと治してくれるそうです。
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残念ながら、初代の観音さまはタワシなどでこすられて、顔などがすでにすり減ってしまっています。
そのような経緯があるので、今の2代目の観音さまは、タワシではなくタオルで優しくなでるように洗うそうです。
タオルは持参のものでも良いですし、境内にたくさんある小さなお店で購入することができるので持っていなくて安心ですね。
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また、境内では、名物の幸福(しあわせ)団子をいただくことができます。
体のとげが抜けてきれいになったところで、幸福を体内に招く、という意味があるそうです。
1本100円とリーズナブルで、モチモチしたとても美味しいお団子でした♪
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参拝後は、商店街を散策。
周囲には和菓子店やお煎餅屋さん、飴の専門店など、昔なつかしい雰囲気のお店がたくさんありました。
魔除けの効果があると言われている赤いパンツ専門店の前には、人だかりが。
商店街を散策するだけでも、かなり楽しいエリアです。
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せっかく来たので、商店街の橋にある巣鴨猿田彦庚申堂にもお参りをしてきました。
道案内の神様なので、お願いごとをすると、そのお願いの場所まで連れて行ってくれるというご利益がいただけるそうです。
すぐそばを走る都電荒川線の「庚申塚駅」の由来にもなっていますので、訪れた際は足を延ばしてみてください。
さいごに
境内には休憩できる広いスペースもあり、人は多いけれど、とてもまったりした空気が流れています。
お年寄りが元気になるために行くという気持ちがわかる、とても健康になれそうなお寺でした。
ORION
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