白山神社を出てから白山駅の方へ向かい、もう少し東へ行くと八百屋お七に関係ある大円寺があります。
有名な八百屋お七ですが、お寺があるとは知らなかったので足をのばして行ってみました。
現在では、縁結びのスポットとしても知られ若い女性が訪れる場所となっています。
この大円寺で御朱印を頂いてきましたのでご紹介いたします。
大円寺の御朱印
御朱印代 300円
大円寺のアクセス方法
- 都営地下鉄三田線 白山駅から徒歩5分
- 東京メトロ南北線 本駒込駅から徒歩4分
- 文京区コミュニティバス 13番:白山上バス停からすぐ
大円寺へ
山門を入ってつきあたりの場所にある小さなお堂に、焙烙(ほうろく)地蔵があります。
江戸時代の「好色五人女」にも登場し、悲恋の主人公としても知られている八百屋お七を供養するために、享保4年に建立されました。
“ほうろく”というのは、素焼きの土鍋のことを指します。
首から上の病気平癒のご利益があるとされ、治癒を願う病気の名前を書いたほうろくを地蔵にかぶせることによって治ると伝えられています。
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立派な観音様などが立ち並んでいました。
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大円寺のご本堂へお参り。
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ご本堂の右側にある庫裡にて御朱印を頂きました。
大円寺について…
金龍山大圓寺(こんりゅうざんだいえんじ)
札所等 江戸三十三箇所 第23番
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安土桃山時代末期の慶長2年、上州茂林寺の十二世久山正雄大和尚によって開山された曹洞宗の寺院です。
大円寺は神田柳原に創建され、その後、江戸時代の初めに現在地に移りました。
そして「駒込の大圓寺」として地域の方に親しまれるようになりました。
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また八百屋お七にちなんだ地蔵があることや、東京三十三観音霊場26番札所としても知られています。
七観音
本堂には、昭和初期に高村光雲作の七観音(聖観音、不空羂索観音、千手観音、如意輪観音、准胝観音、馬頭観音、十一面観音)が奉納されていましたが、戦災によって消失してしまいました。
現在の七観音は、高村光雲の弟子によって復元されています。
高島秋帆の墓
高島秋帆(たかしましゅうはん)は、江戸時代の末期に活躍した砲術家です。
幕府の鉄砲方手付、教授方頭取、講武所砲術師範役などを務めました。
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政府に砲術の必要性を説き、オランダから兵学や法術の書物を輸入し、実際に銃や砲を輸入し西洋砲術の研究を行い、西洋砲術の先駆けといわれています。また、高島流砲術の創始者となっています。
墓は国の史跡に指定されています。現在は柵に囲まれ、縁者の墓石と一緒に配置されています。
斎藤緑雨墓(文京区の史跡)
斎藤緑雨(さいとうりょくう)は、明治時代の小説家、評論家です。
劇作風の作品で知られており、また、樋口一葉の「たけくらべ」を絶賛し、病中から病後まで、尽力をしたことでも知られています。
墓は文京区の史跡に指定されており、自由に見学をすることができます。
さいごに
都市部にありながら静寂な場所にあり、歴史を感じさせる寺院です。
八百屋お七のお寺としても知られていることから、多くの参詣客が訪れます。
とくに、ほうろく地蔵の堂の前には、病気平癒を願う人たちのほうろくや、お供え物が多く置かれています。