建仁寺(京都)の御朱印!双龍図・雲龍図など見どころが沢山!

京都

祇園四条駅から四条通につらなるお店をちょこちょこのぞきながら花見小路通へ。

花見小路通には美味しそうな京料理のお店やわらび餅のお店などがあり目移りします^^

少しより道をしながら、建仁寺へ行ってきました。

建仁寺で双龍図・雲龍図や龍神雷神さまの屏風などを堪能しながら御朱印を頂いてきましたのでご紹介いたします。

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建仁寺の御朱印

御朱印代 300円

建仁寺の御朱印は1種類で、建仁寺法堂の別称、拈華堂(ねんげどう)と書かれています。

御朱印は、拝観の受付を行っている本坊で頂けます。

御朱印帳は3種類で、俵屋宗達の風神雷神図屏風が描かれたもの、海北友松の雲龍図が描かれたもの、かわいらしい“こぼんさん=小坊主”が描かれたものの3種類があり、それぞれ1,400円です。

御参拝時間

  • 3月1日~10月31日/10:00~16:30(17:00時閉門)、11月1日~2月28日/10:00~16:00(16:30時閉門)
  • 御朱印の授与時間 参拝時間と同じです。
  • 建仁寺の本坊・方丈・法堂の拝観料は、一般500円/中高生300円。
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アクセス方法

【住所】京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584
【電車&バスの場合】

  • 京阪電車「祇園四条駅」から徒歩7分
  • 阪急電車「河原町駅」から徒歩10分
  • JR京都駅から市バス206系統・100系統「東山安井」から徒歩5分

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建仁寺の見どころ

建仁寺には、外国の方々も多いのですが、夏休みということで、お子様をつれたファミリーの方々も多く見学に来ていました。

お坊さんから建仁寺のお話を熱心に聞いている小学生のカワイイ姿も見られました。

それでは、建仁寺の見どころをピックアップしてみます。

潮音庭

建仁寺本坊の中庭にある枯山水の庭「潮音庭(ちょうおんてい)」。

造園家の北山安夫氏の代表作。渡り廊下で四方を囲まれ、中庭の中心に3つの石が据えられており、どこから見ても正面に見えるように配置が計算されていることから「四方正面の庭」 とも呼ばれています。

紅葉が綺麗なので、秋にもまた訪れてみたいです。

方丈庭園「大雄苑」

白砂に巨石と緑苔を配置した枯山水の禅庭が「大雄苑(だいおうえん)」。

銅板葺の屋根が特徴の重要文化財、「方丈」の前庭です。

龍の天井画「双龍図」

法堂(はっとう)の天井に描かれた「双龍図」は、2002年(平成14年)に、建仁寺創建800年を記念して、日本画家小泉淳作(こいずみ じゅんさく)氏が約2年の歳月をかけて描き上げたもの。

108畳にもおよぶ迫力満点の水墨画です。

龍は仏教を守護する守護する8神「八部衆(はちぶしゅう)」であるため、禅寺の本山の多くで、法堂の天井に龍が描かれてます。

また、龍神は水を司る神であることから“火事から守る”という意味も込められています。

◯△囗乃庭

ユニークな名前の庭園「◯△囗(まるさんかくしかく)乃庭」。

2006年に北山安夫氏が手がけた庭で、禅宗の四大思想である「地水火風」を、地=口、水=〇、火=△で表しています。

〇まる。

三角さんかく。

四角しかく。

重要文化財「建仁寺方丈障壁画」

雲龍図

↑こちらはCANONが作った精巧な複製作品です。

「建仁寺方丈障壁画」は、かつて「方丈」に飾られていた全50面の襖絵のこと。

描いたのは、安土桃山時代から江戸時代に活躍した海北友松(かいほう ゆうしょう)です。

50面の構成は、「竹林七賢図」16面、「琴棋書画図」10面、「雲龍図」「山水図」「花鳥図」が各8面ずつとなっています。

日本を代表する水墨画の大障壁画群として、とても貴重なものであるため、現在は京都国立博物館に保管されています。

国宝の風神雷神図屏風

↑こちらはCANONが作った精巧な複製作品です。

江戸時代初期の画家、俵屋宗達(たわらやそうたつ)の晩年の最高傑作とされている「風神雷神図屏風」。

右双に風神、左双に雷神を描いた、二曲一双の屏風で、国宝に指定されています。

建仁寺の所蔵ですが、現在は、京都国立博物館に保管されているため、建仁寺で見ることはできません。

茶室「東陽坊」

中をちらっとのぞくと、このような感じでした。

方丈の北側にある茶室「東陽坊」。1587年(天正15年)に、豊臣秀吉が開いた北野大茶会の際、千利休の高弟で、天台宗の僧であり茶人の東陽坊長盛(とうようぼう ちょうせい)が好んだ茶室だと伝えられています。

陀羅尼の鐘

修行僧たちが、亥の刻に観音慈救陀羅尼を一万返唱するとか…

このことから陀羅尼の鐘と呼ばれています。

ふすま絵

船出


愛知県出身の京都市立芸術大学美術学部を卒業された鳥羽美花さんの作品です。

目にあざやかな青の船出とシックな凪のふすま絵の対がステキですね。

鳥羽美花さんの作品はとても素敵ですのでHPもご覧になってみてください。

霊照堂

霊照堂は納骨堂で立ち入り禁止になっています。

建仁寺(けんにんじ)の御由緒など

鎌倉時代にあたる1202年(建仁2年)、鎌倉幕府第2代将軍、源 頼家(よりいえ)が寺域を寄進し、臨済宗の開祖、栄西禅師が開山した京都最初の禅寺で、中国の宋国百丈山を模して建立されました。

創建時は天台・密教・禅宗の三宗兼学の道場としての役割を担い、その後、鎌倉時代(寛元・康元年間)の火災などで境内は荒廃。1258年(正嘉元年)に、臨済宗の僧で、東福寺の祖、円爾弁円(えんじ べんえん)が入寺し、建仁寺の境内を復興したことをきっかけに、禅も盛になりました。

明治に入ると、政府の宗教政策などにより臨済宗建仁寺派として分派独立し、建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山となりました。

さいごに

歴史を感じる建仁寺は、鳥羽美花さんのふすま絵など新しいものも取り入れていて、とてもモダンな感じがします。

そして暑い中、汗をかきながらも子供たちの質問に答えているお坊さんのお話も分かりやすくて良い時間を過ごさせていただきました。

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