美しい堀川の流れを見ながら歩いていくと、普段は見かけない不思議な鳥居が見えてきます。
鳥居に五芒星が書かれている不思議なこの神社が、かの有名な陰陽師・安倍晴明を祀っている晴明神社です。
私がうかがった時は、平日でも人通りが多くにぎやかなでした。
今回はこの晴明神社で御朱印を頂きました。
晴明神社の御朱印と御朱印帳
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2000円
御朱印の授与所
二の鳥居をくぐった左側に授与所がありますので、そちらで御朱印を頂きました。
御参拝時間
9:00~18:00
参拝料:無料
無休
晴明神社の見どころをピックアップ!
晴明神社のご由緒は、安倍晴明が亡くなった2年後の1007年に、一条天皇が「安倍晴明は稲荷大明神の生まれ変わり」として、一条戻り橋の北西にあった晴明の屋敷跡に晴明神社が建立されました。
とても人気がある晴明神社ですが、筆者目線で見どころをピックアップしてみました。
その1 一の鳥居の晴明桔梗
晴明神社は一見するだけで、ほかの神社には見かけない特徴のある神社です。
まず、一の鳥居の額を見て頂けたら分かるのですが、多くの神社は御祭神の名が書いてあったり、神社の名が書かれていたりするのですが、晴明神社では鳥居の額に五芒星が書かれています。
この五芒星は「晴明桔梗」と呼ばれています。
その2 旧一条戻り橋(一條戻り橋)
一の鳥居をくぐってすぐ左側に小さな石の橋があります。この橋が一つ前に堀川に架けられていた一条戻り橋です。
この一条戻り橋とは沢山の伝説がある橋で、橋の上で死者が息を吹き返したり、橋のたもとに美しい姿に化けた鬼女を見かけたり、はたまた安倍晴明の奥方が式神を恐れたために式神をこの一条戻り橋に宿して隠した。という話もあります。
この時に一条戻り橋にいた式神がこの旧一条戻り橋のすぐ横に佇んでいるのでぜひ見てみてください。
一見怖い顔をしているのですが、じっくり見るととても愛嬌のある顔をしていて可愛いです。
その3 晴明井
二の鳥居をくぐってすぐに晴明井という五芒星の頂点の1つに取水口がある変わった形の井戸があります。
この井戸から出てきている水は病気平癒の効果があると言われている水で、今でも飲むことができるそうなので、ぜひ健康を願って飲んでみてはいかがでしょうか。
そして、この井戸の五芒星は回転することができ、立春に神職がその年の恵方に取水口を向けるのが慣わしになっています。
晴明井をご覧になる際はぜひ、今年の恵方も確認してみてください。
その4 本殿と安倍晴明公像
境内の奥に美しい建物が見えますが、そちらが安倍晴明を祀っている本殿です。
明治38年に建てられた本殿ですが、安倍晴明を祀っている本殿なだけあってとても立派な建物なので、しっかりと目に焼き付けてお参りしてみてください。
本殿の前には安倍晴明公像もあります。この安倍晴明公像は夜空を見て天体観測をしている様子をあらわしているそうです。
陰陽師と天文学の深い関わりが見れます。
この他にも、撫でると厄除けができると言われる『厄除桃』、樹齢推定300年と言われる楠の『御神木』、安倍晴明の代表的な10の逸話が記されている『顕彰板』などなど!
多くの見どころがある神社なので、ぜひ、1つ1つゆっくりとご覧になることをお勧めします!
晴明神社へのアクセス方法
せっかくならお散歩したい!堀川お散歩コース
JR京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、烏丸御池駅に下車をし、地下鉄東西線に乗り換えて二条城前駅で下車します。
すると、すぐに二条城が見えますので、ぜひ二条城をご覧になってみてはいかがでしょうか。
二条城の南側には御池通の由来となった神泉苑のお池もご覧になれますので、ぜひ行ってみてください。
二条城、神泉苑などを楽しんだら、堀川通を北に進んでいきます。
晴明神社に着くまでのあいだに堀川も流れていますので、川の流れを見ながらゆったりした気分でお散歩してみてください。
途中、一条戻り橋があり、一条戻り橋を過ぎて少し歩くと左側に五芒星が書かれた鳥居が見えます。
あとは、晴明神社を楽しんでください!
他にもいろいろ回りたい!最短希望コース!
JR京都駅から市バスの西賀茂車庫前行に乗り、一条戻り橋・晴明神社前で下車します。
下車したらすぐに一条戻り橋と晴明神社が見えます。
まとめ
美しい堀川の流れに、多くの逸話がある一条戻り橋や、陰陽師・安倍晴明が祀られている晴明神社、不思議な空間が広がりパワーを感じることのできる場所なので、ぜひ一条戻り橋、晴明神社をセットで訪ねてみてはいかがでしょうか。
もしかしたらその不思議な空間の中で稲荷大明神の生まれ変わりと言われる安倍晴明や、安倍晴明が隠した式神を感じることができるかもしれません。
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