奈良県大和郡山市。
近畿でも名高い花街だった洞泉寺町の奥にひっそりと小さな神社があります。これが源九郎稲荷神社です。
白いきつねさんが迎えてくれる源九郎稲荷神社で御朱印をいただいてきました。
源九郎稲荷神社のご朱印
初穂料は300円。
ご朱印は社務所で書いていただきます。
源九郎の「九」の字がきつねのしっぽのようですね。
アクセス方法
- 〒639-1144 奈良県大和郡山市洞泉寺町15
- 0743-55-3830
- JR・近鉄郡山駅から徒歩で10分
「源九郎」とは?
源義経が兄・頼朝との戦のときに、何度もこの稲荷(狐)に助けられ、そのお礼に義経が自分の幼名である「源九郎」をこの狐に贈ったという伝説が社名の由来です。
(源九郎は白いきつねさん。)
歌舞伎の「義経千本桜 四ノ切」には源九郎狐が登場します。
このようなご縁から、源九郎狐を演じる歌舞伎役者の市川猿之助さんや中村勘九郎さんがお参りに来られています。
(中村勘九郎さんが植えたしだれ桜。春にはピンクの花が綺麗♪)
源九郎稲荷神社のご由緒
戦国時代、大和郡山城の城主となった豊臣秀吉の兄・豊臣秀長は、大和郡山の守護神を探していました。
その話を聞いたお坊さんの夢に源九郎と名乗る白髪の老人が現れて、大和郡山の守護神になる、と告げました。
この話を聞いた秀長は郡山城内に竜雲郭を建て、源九郎大明神をおまつりしました。これがこの神社の始まりです。
(源九郎稲荷神社の拝殿。奥の本殿に白いきつねさんと鏡がまつられています。)
白ぎつねのお面
桜満開の大和郡山市を代表するお祭り「お城まつり」の時代行列は、白ぎつねの面を被り、源九郎小唄にのせて踊る子ぎつね達のお渡りで有名です。
社務所に参拝者の記念撮影用のお面あり♪ぜひ試してみてくださいね。
絵馬も白きつねさん!
白いきつねの形をした絵馬は、1つ1つ手作り。願いごとを書いたら、きつねさんに自分の好きな目を入れましょう。
拝殿につるされた様々な表情の絵馬を見るのも楽しいですよ。
手作りの授与品
源九郎稲荷神社には、白いきつねをかたどったオリジナルグッズがたくさんあります。
巻物を加えた白いきつねの置物・ちりめんで作ったきつねのストラップ・きつねと鼓の根付・きつねのストラップなど。
先ほど紹介した白ぎつねのお面も授与してもらえますよ。
(オリジナルグッズ・お守り・ご朱印の授与は社務所で。)
さいごに
源九郎稲荷神社には宮司さんがいません。
しかし、荒廃した由緒ある神社を復興すべく地域の方々がチームを作り、みんなで神社を守っています。
現在は社務所にいらっしゃる総代の方に、神社の由緒や伝説から大和郡山の歴史・訪問された芸能人のお話までいろいろな楽しいお話が聞けますよ。
地域の方々に愛されている源九郎さんに会いにいってみてくださいね。