氷室神社(奈良)の御朱印!かき氷をお供えして参拝してきました!

奈良

氷室神社はその名の通り氷を保管しておく場所=室(むろ)があったところに氷の神様をまつったのがはじまりです。

近鉄奈良駅から東大寺へ向かう途中、奈良国立博物館の道を挟んで向かい側にあります。

氷がいっぱいの氷室神社でご朱印をいただいてきました。


(登大路に面して建つ表大鳥居)

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氷室神社(奈良)のご朱印

初穂料は600円です。

ご朱印は社務所でいただくことができます。

こちらのご朱印には御神札と同じ印を押しているということで、御神札の料金と同じになっています。

ご朱印を書いたあと、ご朱印の上に火打石でカチカチと火花を散らしてお祓いをします。

残念ながら写真には写せませんでしたが、本当に火が出ました!

社務所では交通安全や家内安全・肌守・桜守などお守りや神符の授与、また氷みくじや献氷参拝の受付も行っています。

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参拝時間とアクセス方法

  • 参拝時間:4月~10月 6:00~18:00
  • 11月~3月 6:30~17:30

*ご朱印の授与も同じです。

境内拝観自由

駐車場: 境内に有料駐車場あり (1回1000円 ただし桜の時期は30分500円)
アクセス: 近鉄「奈良駅」から徒歩15分
奈良交通バス市内循環バス外回り 「氷室神社・国立博物館バス停」下車目の前
(JR奈良駅から10分・近鉄奈良駅から5分)

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氷がいっぱいの神社

ご祭神の闘鶏稲置大山主命(つげのいなぎおおやまぬしのみこと)は氷の作り方と貯蔵法を教えてくれた神様なので、製氷販売業・冷蔵冷凍業の守護神となっています。


(拝殿前からのぞむ本殿)

境内には氷にまつわるもの、というより氷そのものがたくさんあるんです。

氷みくじ

境内に大きな氷の塊が置かれていてびっくり!これは氷みくじに使う氷なんです。

社務所で氷みくじを引きます。

そのおみくじを大きな氷に貼り付けると文字が浮かび上がります。

拝殿の前にもおみくじがありますが、こちらは氷みくじではなく普通のおみくじなのでご注意を。

献氷参拝

社務所でかき氷をつくってもらい、拝殿の前にお供えするここだけの参拝方法。

さすが氷の神様ですね。お賽銭として300円お納めします。

かき氷はお下がりとして直会殿の前で食べることができます。

氷蜜もご用意してくださってます♪


(直会殿の前には冷凍庫がならんでいます)

氷献灯

月次祭の行われる毎月1日には氷献灯が行われます。日没から21時ごろまで参道や拝殿の前などにろうそくの明かりを灯した氷の器が並べられ、幻想的な境内を楽しめます。毎月行われているのがうれしいですね。

1日以外の日に行う月もあります。訪問する前にHPで確認してくださいね。

6月1日は宮中で氷室から届いた氷をみんなに配る日で、氷の朔日(ついたち)とよばれていました。氷室神社では6月から9月の氷献灯の日に神前に大きな氷の柱をお供えします。

氷室神社と氷

710年平城京に都が変わったとき、春日野に氷池や氷室をつくり氷の神様まつりました。また、そこでは稲作に重要な夏の天候を占うおまつりを行いました。これがこの神社の始まりとされています。


(四脚門と樹齢100年を超えるしだれ桜)

氷室の氷は毎年4月から9月まで平城京に届けられました。その行事は70年以上続けられましたが、都が京都に移ってから途絶えてしまいました。

860年に現在の地に移り、氷の作り方を教えた闘鶏稲置大山主命、闘鶏稲置大山主命から氷室について教わり天皇に氷をはじめて献上した額田大仲彦命(ぬかたおおなかつひこのみこと)、氷を献上された大鷦鷯命(おおささぎのみこと)=仁徳天皇、を祭神に迎え三柱の神社になりました。


(大鷦鷯命=仁徳天皇の歌碑)

明治になって、途絶えていた献氷のお祭りが氷業界の奉仕で再開されます。5月1日に行われている献氷祭です。献氷祭ではコイやタイを封じ込めた高さ1メートルほどの氷柱が神前に供えられます。

氷室神社と舞楽
13世紀には日本三楽所のひとつ南都方楽所が置かれ、江戸時代が終わるまで続きました。楽所とは雅楽を教えるところです。かつては「氷室の舞楽祭」と呼ばれる終日舞楽を奉納するお祭りが行われていました。10月に行われる例祭はその名残を伝えます。


(拝殿を兼ねた舞殿は奈良市指定文化財)
 
9月30日の宵宮祭、10月1日の例祭では舞楽や邦楽だけでなく、現代音楽や歌の奉納もおこなわれます。末社の舞光社(むこうしゃ)には南都舞楽の祖である狛光高(こまのみつたか)をまつっています。


(本殿の東側にある舞光社)

氷室神社(ひむろじんじゃ)について

  • 住所: 奈良県奈良市春日野町1の4
  • 電話: 0742-23-7297
  • 御祭神: 闘鶏稲置大山主命(つげのいなぎおおやまぬしのみこと)・大鷦鷯命(おおささぎのみこと)・額田大仲彦命(ぬかたおおなかつひこのみこと)
  • 創建: 710年

お祭り: 献氷祭5月1日
ひむろしらゆきまつり5月
 *氷室神社を会場にして行われるかき氷のお祭り。全国のかき氷の名店が集まります。
有名店は前売り券の発売や整理券配布もされるほどの人気。来年5年目を迎える新しいイベントです。

例祭10月1日

さいごに

その名にふさわしく、氷にかかわる行事やものがいっぱいの氷室神社。

春には献氷祭で美しい氷柱を見ることができ、夏には境内に置かれた氷やかき氷で涼しくなれます。

秋には舞楽や音楽を楽しめる例祭もありますので、奈良観光の際には氷室神社にもぜひ足を運んでみてくださいね。

わっきー

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