奈良公園の鹿と触れ合うときに欠かせない鹿せんべい。
はじめて奈良公園に行く時にいくらぐらいなのかと気になりますよね。
今回は鹿せんべい値段と売り場についてまとめてみました。
そして知っておきたい「鹿せんべいの上手なあげ方」や「鹿せんべいをあげるのに最適なスポット」などをご紹介していきます。
鹿せんべいの値段は?
値段は10枚で150円。
ですが、
10月1日から200円に値上がりします!
1991年から価格は変わってなかったのですが、28年ぶりに値上がりするそうです。
「奈良の鹿愛護会」から許可を得た数社だけが製造しています。
売り上げの一部は、鹿の保護活動に役立てられていますよ^^
鹿せんべいを販売している場所は?
東大寺南大門の南側エリア、興福寺の北側エリア、春日大社の参道、若草山のふもとにあるお土産さんの店頭など、奈良公園内のあちこちで売られています。
基本的に鹿せんべいを売っている場所周辺にはたくさん鹿がいます。
鹿せんべいをあげやすい場所は?
鹿せんべいを売っている場所周辺では必ずと言っていいほど鹿が待っています。
鹿せんべいは包装紙や袋に入っていないので、買った場所ですぐあげる、と考えた方がいいです。
ここでは、鹿がたくさんいる場所と比較的落ち着いてあげられる場所を紹介します。
鹿がたくさんいる場所
東大寺南大門の手前にある売店の周辺は、いつもたくさんの鹿が待っています。
東大寺は奈良公園でも最も観光客の多いスポットです。
ここで鹿せんべいを購入する観光客が多いことを鹿もよく知っているんですね。
鹿に囲まれて「キャー」と叫んでいる観光客が一番多いのもここです。それも楽しめる方向け。
落ち着いてあげられる場所
春日大社から東大寺へ抜ける参道のお土産屋さん付近がおすすめ。
参道といっても森の中といった雰囲気で、鹿たちも、東大寺の周辺や興福寺の北側エリアよりものんびりしています。
森の奥の方にはたくさん鹿がいるけど、思ったより鹿が寄ってこないなあ、なんてこともあるかも。
鹿せんべいをあげるときの注意点
- 後ろに下がるスペースがある場所
- 一枚ずつ渡す
- 残りの鹿せんべいは見せない
- 無くなったら両手をあげる
- 絶対に走らない。特に背中を向けて走るのは本当に危険です。
- 怖くなったら全部まき散らして両手を上げる
鹿せんべいをあげるのにもコツがあります。
まず、自分が後ろに下がるスペースがある場所を選びます。
そして、一枚もしくは一枚を半分に割って鹿に差し出します。
この時、鹿には残りの鹿せんべいを見せないこと。
鹿はあるだけ食べようとするので、右手で一枚差し出しても、左手にたくさん持っているとそっちも食べようと襲ってきたりします。
後ろ手で隠すなどの工夫を。
鹿せんべいを差し出しながら、少しずつ自分が後ろに下がるとがっついた鹿にアタックされなくて済みますよ^^;
鹿せんべいをすべてあげ終わったら、両手を挙げて「もうありませーん!」アピールをします。
これをしないとポケットやカバンを探って見つけ出そうとする鹿もいますので、注意!
また、たくさんの鹿に囲まれてしまって、怖くなったときは全部まき散らしてこのポーズをすれば安心です。
逆に、観光客が多い4・5月や9・10月は、鹿せんべいを食べてもらえないこともあります。
午前中にたくさん鹿せんべいをもらってお腹いっぱいになっているので、午後からは鹿せんべいを見せても食べなかったり、満足して奥にこもってしまって鹿を見つけにくかったりします。
奈良の鹿がお辞儀をするのはなぜ?
すべての鹿ではないですが、奈良公園にはお辞儀をする鹿がいます。
お辞儀をするのにはいくつか説があるようです。
- 平安時代に春日詣にやってきた貴族が鹿と遭遇したときに、神の使いである鹿にお辞儀をしたので、それから鹿はお辞儀をするようになったのでは、という説。
- 鹿せんべいを持った人にお辞儀をすると鹿せんべいをもらえたということを学習する鹿がおり、これを見ていた他の鹿も真似をしてお辞儀をするとせんべいがもらえるという行動が奈良公園の鹿の間に広まった、という説。
やはり後者かな、と私は勝手に思っています^^
鹿せんべいを持っていなくても、鹿と目があったらお辞儀をしてみてください。
お辞儀をかえしてくれる鹿もいます。
でも鹿せんべいをもらえると思ってじっと見つめてくるので、ちょっとかわいそうな気もしちゃいます(^^;
鹿のために、ぜひ鹿せんべいを手に持って試してみてください。
ただし、たくさん鹿がいる所では危険ですのでやめましょう。
じっくりと1匹(もしくは2・3匹)の鹿と見つめ合える場所で鹿せんべいが買えたらやってみてくださいね。
お辞儀をする鹿、かわいいですよ♡
もちろんお辞儀をしない鹿もいますが、お辞儀をしない鹿にもちゃんと鹿せんべいをあげてくださいね。
さいごに
奈良の鹿は、初めて奈良に来られる方はびっくりするほど近くにいます。
鹿せんべいの上手なあげ方をマスターして、かわいい鹿たちと遊んでくださいね。
わっきー