近鉄奈良駅に、ほど近いやすらぎの道沿いに遠慮がちな鳥居が建っています。

これが漢國神社の入り口です。

知らなければ通り過ぎてしまいそうな小さな神社ですが、なんと創建は1400年前!

今回は、漢國神社で御朱印を頂いてきました。

そして、漢國神社の地元の方には、よく知られている饅頭祭や神社の宝物・家康の鎧、その他のお祭りやイベントについてご紹介していきます。

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漢國神社の御朱印

初穂料は300円。

漢國神社と末社の林神社の2つの印が押されています。

社務所はやすらぎの道に面する鳥居をくぐり、境内の入り口の手前、神社に向かって右側の茶色い建物です。

神社の入り口。ここだけ見るとお寺のような雰囲気ですね。宮司さんによると、平安時代ごろから近くにある大寺院・興福寺とつながりがあり、社殿が壊れたり焼けたりすると興福寺から人が来て修理したり建て直したりされていたそうです。

その影響が建物にも表れている、とおっしゃっていました。

御祭神の三神をまつる本殿です。

林(りん)神社の饅頭祭について

本殿の右手にあるのが林神社です。

手前の石像がおもしろいですね。

お饅頭の神様なので大きなお饅頭かと思って宮司さんに確認したところ、神様にお供えする鏡もちでした^^

この林神社には林浄因命(りんじょういんのみとこ)がまつられています。

林浄因は中国から来た僧で、日本で初めてあんこの入ったまんじゅうを作りました。

林浄因はこの神社のそばに住んでいて、結婚したときにお土産として配った紅白饅頭を境内に埋めて末永い幸せを祈りました。

これが饅頭塚です。

毎年、彼の命日である4/19には饅頭祭が行われます。

全国の菓子業者が銘菓を奉納し、商売繁盛を祈ります。

神事が終わると、まずはお客様(お菓子を奉納したお菓子屋さん)にそのあと一般の方にもおまんじゅうとお抹茶がふるまわれます。

事前に整理券をもらっておくと、さらに紅白まんじゅうを持ち帰ることもできますよ。

この持ち帰りの紅白まんじゅうの整理券は数年前から始まった制度だそうです。

神事が始まる前には整理券がなくなるようですので、ご希望の方は早めに並んでくださいね。

漢國神社の宝物・徳川家康の鎧

徳川家康の鎧。現在、本物は奈良国立博物館に委託されており、神社ではレプリカを見ることができます。

社伝によると、徳川家康は大坂冬の陣で木津の戦いに敗れたあと、漢國神社の境内にある桶屋にかくれて追っ手から逃れ、命拾いしました。

その感謝のしるしとして着ていた鎧を奉納しました。受け取った神社は宝物として大切にし、鎧蔵におさめる事にしました。

そして徳川将軍家は代々お使者を立てたそうです。

この鎧は奈良県立美術館の調べでは、徳川家に仕えた奈良の甲冑師・岩井与左衛門が作ったと考えられています。

戦国時代、神社の周辺は鎧・兜を作る職人町で、岩井与左衛門は神社のすぐ裏に住んでいたそうです。

実際は徳川家と神社の関係はそこから生まれたのかもしれない、と宮司さんはおっしゃっていましたよ。

饅頭祭だけじゃない!漢國神社のお祭りやイベント

林神社の饅頭祭が有名ですが、漢國神社には他にも見てみたい!と思えるお祭りやイベントがたくさんあります。

すべてのお祭りには触れられないので、一部のお祭りを開催日・簡単な見どころとともにご紹介します。

いずれも見学自由・無料です♪

6/5 鎮華・菖蒲祭(はなしずめ・しょうぶまつり)-玉串が榊ではなく菖蒲で作られており、大和未生流家元による菖蒲の献花奉納があります。

6/17 鎮華・三枝祭(はなしずめ・さきくさまつり)-清和四条流庖丁儀式が奉納されます。たくみな包丁さばきを儀式として奉納する珍しいものです。玉串はささゆりです。

8/5・8/6 鎮守の森コンサート 毎年、燈花会の点灯と同時に開演します。今年度の出演アーティストは近々発表されます。

10/16 漢國神社宵宮祭-奉納舞があります。(三戸なつめちゃんも舞手だったそうです)
夜店も出ます。

10/17 漢國神社例大祭-神社にとってはメインとなるお祭りです。おみこしが氏子の地域を回ります。

12/29 奉納芸能「獅子舞・太神楽」-毎年、獅子舞師の豊来家玉之助さんとお弟子さんたちが獅子舞を奉納しています。

漢國神社(かんごうじんじゃ)について

593年、大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)という人が推古天皇の命令で建てた神社です。

御祭神は園神(そのかみ)である大物主命(おおものぬしのみこと)、韓神(からかみ)である大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)です。

本殿は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)・桧皮葺(ひわだぶき)、桃山時代の建築です。現在は県の指定有形文化財になっています。

境内には本殿の他に、林神社、葵神社、源九郎稲荷神社(大和郡山市の同名神社とは無関係)、八王子神社、水神社があります。

御参拝時間とアクセス方法

 
境内拝観自由

御朱印の授与 9時から18時ごろまで(宮司さんがいらっしゃったら書いていただけます。)

【電車】
近鉄奈良駅から徒歩3分
JR奈良駅から徒歩20分

【車】
参拝者専用駐車場があります。(無料)

やすらぎの道(表の通り)から鳥居をくぐり、神社の入り口の手前右手に駐車場があります。

饅頭祭の時には利用できません

さいごに

饅頭祭や家康公の鎧など、漢國神社はどの時代においても地域とのつながりを大切にしてこられたことがわかります。

宮司さんは一人でも多くの方にもっと気軽に神社を訪れてもらって漢國神社を知ってもらいたいとおっしゃっておられました。

宮司さんも奥様もとても気さくで、神社のことや昔の奈良のお話が聞けますよ。

興福寺の近くにある、漢國神社のお祭りやイベントに参加してみませんか。

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