青蓮院門跡の御朱印は受付時間に注意!アクセスコースもご紹介!

京都

京都市東山区は、数多くの有名な神社仏閣があります。

懸崖造の舞台で有名な清水寺、祇園祭で有名な八坂神社、日本最大級の三門を誇る知恩院など、有名な神社仏閣が密集しているところです。

そんな中、昼間は木々に囲まれ、ひっそりと奥ゆかしさを感じさせるお寺ですが、夜になると美しいライトアップで東山の空を照らすお寺があります。

そのお寺が、今回ご紹介させていただく『天台宗 青蓮院門跡』です。
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青蓮院門跡の御朱印

  • 熾盛光如来(300円)

その他の御朱印(今回は頂きませんでした。)

  • 近畿三十六不動尊霊場19番 青不動
  • 近畿三十六不動尊霊場19番 御詠歌

御朱印の授与所

青蓮院の御朱印は事務所で頂くことができます。

御朱印を頂きたい方は、まず事務所へ行き御朱印帳を預けてから拝観します。帰りに受け取れるようになっています。

御参拝時間と御朱印の授与時間

御参拝時間 9:00~17:00

30分前には受付終了してしまうので、御朱印を頂きたい方は少し余裕を持っていく事をお勧めします。

夜間拝観 (春・秋限定:ライトアップ) 18:00~22:00 

こちらも30分前に受付終了です。

拝観料金 大人500円 中高生400円 小学生200円

交通 京都市営バス5・46・100系統 「神宮道」下車 徒歩3分
   地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分

おすすめアクセスコースを2種類ご紹介

京都を満喫!円山公園、八坂神社コース

まず、JR京都駅から市バス206番に乗り、祇園で下車します。

この辺りは京都ならではのお土産屋もたくさんあるので、時間があったらショッピングもできます。

祇園で下車をしたら、さっそく八坂神社へ入りましょう。

本殿でお参りをし、女性の方なら美容水に触れてみてはいかがでしょう。京都から帰るころには絶世の美女になっているかもしれません^^

八坂神社を満喫出来たら、東側の鳥居から円山公園へ行きます。

東に進むと有名な祇園の枝垂桜が左に見えます。この祇園の枝垂桜を目印に左に曲がり真っすぐ進んでいくと左手に大きな三門が見えてきます。この三門は知恩院の三門です。

知恩院の三門にかけられた『華頂山』と書かれた額がありますが、横幅だけでおよそ150㎝もあります。

そんな知恩院を通り過ぎて真っすぐ北に進んでいくと、美しい木々に囲まれた青蓮院に着きます。知恩院とはだいぶ雰囲気が違うのですぐお分かりになると思います。

芸術肌なあなたにオススメ!平安神宮、国立近代美術館コース

京都駅から平安神宮銀閣寺行のバスに乗り、京都会館美術館前で下車します。

目の前に平安神宮が見えるので、そのまま平安神宮に行く事も出来ますし、この辺りは京都市美術館や、国立近代美術館、図書館や、最近話題の京都市動物園などもあるので、興味のある方はぜひ行ってみてください。

この辺りを満喫したら、平安神宮を背に向けて神宮道を南に向かって歩いていくと、大きく根を張った親鸞聖人手植えと言われる楠が見えます。そこが青蓮院です。

青蓮院の見どころまとめ

青蓮院門跡は歴史ある建物や広いお庭など見どころが沢山あります。

その中でも、筆者が気になったところをピックアップしてみました。

華頂殿の襖絵

「青蓮院」の大広間「華頂殿(かちょうでん)」の襖絵は、ビビットな色彩で描かれ、伝統と現代アートが融合するとても存在感のある作品となっています。

それもそのはず、この襖絵を手掛けたのは、“キーヤン”こと現代アート作家の木村英輝。かつては、ロックフェスティバルのプロデューサーだった人物で、還暦を過ぎてから絵の世界に飛び込んだという異色の人物です。

60面ある襖絵は、蓮の花を描いた「青の幻想」「生命賛歌」「極楽浄土」の3部作からなっています。本来襖絵に使われる岩絵具、漆といった伝統画材ではなく、アクリルガッシュ、ネオカラーといった現代の画材で描かれていて、迫力がありながらも気品高い落ち着いた和の空間を創造しています。

豊太閤寄進の一文字手水鉢

本堂の北側にある「小御所(こごしょ)」近くの渡り廊下付近にある「手水鉢(ちょうずばち)」は、横一文字の形をしたとても珍しいものです。これは、太閤豊臣秀吉の寄進によるもので、一枚岩をくり抜いて造られています。

3月、4月頃には、手水鉢のまわりに紅梅が花をつけ、それが手水鉢の水面に映る様子はとても風流です。

青蓮院の塀に注目!?

青蓮院は、先ほどご紹介したように、『天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡』の1つです。

この三門跡は、青蓮院の他に三千院、妙法院があり、いずれも格式が高く有名な門跡寺院です。

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この、『門跡寺院』とは、皇族に深い関わりがあるお寺の事で、大変格式の高いお寺です。そして、ぜひ、青蓮院を訪ねた際に見て頂きたいのが青蓮院の塀です。

青蓮院の塀には5本線が描かれているのですが、この5本線は最も格式の高い門跡寺院を表すもので、青蓮院門跡が格式の高いお寺であるということを示しています。

天然記念物の5本の楠

青蓮院は木々に囲まれたきれいなお寺ですが、中でも御幸門付近に植えられている大きな5本の楠はとても美しく、素晴らしいです。

この5本の楠は親鸞聖人の手植えだと言われており、天然記念物に指定されています。

初めて見た時、私は「トトロが出てきそう」と思わず言ってしまったほどに立派な楠です。この5本の楠も見どころだと思います。

本堂

本堂には本尊で秘仏の熾盛光如来の曼陀羅が安置しております。

普段はお目にかかることは出来ませんが、貴重な御本尊様です。1000年以上の歴史を感じながら、ぜひお参りしてみてください。

また、お目にかかれる機会が御座いましたら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

宸殿

宸殿は入母屋造(いりもやづくり)、桟瓦葺き(さんがわらぶき)の「宸殿(しんでん)」は、青蓮院内で最も大きな建物です。

徳川家康の孫にあたる東福門院(後水尾天皇女御)の御所を移転し、明治26年(1893年)に焼失後、復興させました。
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宸殿は、皇族・公家が住職を務める特別の寺院“門跡寺院”特有のもので、主な法要はこちらで行われ、ゆかりのある天皇や歴代門主の位牌が祀られています。

このように、たくさんの建物が廊下で繋がった造りをしている青蓮院ですが、1つ1つの建物に個性が見られて、とても美しく、また1つ1つの建物にそれぞれ歴史があるので、ゆっくり拝見することをお勧めします。

霧島の庭

4つの庭で構成された青蓮院の庭園。

青蓮院にも室町時代の相阿弥作と言われる、美しい地泉回遊式のお庭が広がっています。

その中のひとつが、華頂殿の東面にある江戸時代の小堀遠州作と伝わる庭、通称「霧島の庭」。

5月の連休の頃、真っ赤な“霧島つつじ”が一面に咲き誇るためこう呼ばれています。
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この霧島の庭は、室町時代の相阿弥の作の主庭と比べると平面的ではありますが、“統一”と“調和”を感じさせさせてくれる心落ち着く庭園です。

また、つつじの季節に伺いたいと思います。

鐘つき

青蓮院では、1年をしめくくる大晦日に“除夜の鐘”をつくことができます。12月31日の23時45分に開門し、先着順に鐘つきができます。

順番を待っている時、足元がとても冷えるので、寒さ対策をしっかりしていくのが良いでしょう。また、鐘をついた後は新年の読経のお勤め参列もできます。

親鸞聖人の名言と植髪堂!

青蓮院では9歳の親鸞聖人が得度式にて「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」という和歌を詠んだ場所とも言われています。

親鸞聖人は得度をするために、青蓮院を訪ねましたが、もう夜でした。
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青蓮院の慈円和尚は「得度式は明日にしましょう」と親鸞聖人にいうと、親鸞聖人は「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは(今美しく咲いている桜は、明日には嵐で散ってしまっているかもしれない。だから大事なことはいつやるか。今でしょ!)」と、言い、得度式をしました。

現在でも青蓮院の植髪堂には、この時に剃髪した親鸞聖人の髪の毛が祀られています。

東山の夜空を照らす美しいライトアップ

青蓮院では毎年、春と秋に夜の特別拝観というライトアップがやっています。

このライトアップですが、非常にレベルが高く、美しいんです。

ただ、ピカピカと光るだけでなく、もともとの青蓮院のお庭の美しさをフルに生かしたライトアップで、ついついため息がこぼれてしまいます。

京都に来て、夜に時間のある方は、ぜひ大切な方とこのロマンチックなライトアップをご覧になってください。

お土産には近くのまろい餅

青蓮院を訪れたらぜひ立ち寄りたいのが、粟田口方面に抜ける坂道にある甘納豆と五色豆で有名な和菓子屋「十六五(とうろくご)」。

人気の和スイーツのひとつ「まろい餅」は、ドラ焼きのような食感のモチッとした皮に、つぶつぶの食感の餡が挟んであります。

味はプレーンとブルーベリー。桜の時期限定で桜風味の餡をはさんだ桜まろい餅も登場します。

お土産にもぴったりです。

さいごに

皇族ゆかりお寺であり、また有名な親鸞聖人にも縁のある青蓮院。

足を運んでみると昔から人々に愛されてきたお寺だと感じてしまいます。

そして、美しい木々をより美しく見せる夜のライトアップは、春には春、秋には秋の美しさを感じられるので、大切な人とぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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