奈良の西ノ京エリアにある西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺は蓮の花でも有名な寺院です。
この4つの寺院で、蓮の花が美しい季節に実施される特別企画がロータスロード。
ロータスロードのおすすめのアクセス方法、関連企画など詳しく紹介していきます。
ロータスロードとは
奈良・西ノ京エリアにある西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺の四寺院に咲く蓮の花を楽しみながら、この期間限定の4つの特別ご朱印を受けるための拝観券セットです。
【お得な共通拝観券 先行予約】
限定 500枚
【拝観券セットに含まれるもの】
- オリジナルトートバッグ
- 西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺の拝観料金
- 西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺の特別ご朱印納経料
- 散華
【料金】3,800円
先行予約期間:2019年5月1日(水)~6月6日(木)
>>申し込みサイト奈良市観光体験予約サイト
【利用期間および購入期間】 6/7(金)~8/18(日)
【料金】 3,800円
【拝観券セットに含まれるもの】
- 西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺の拝観料金
- 西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺の特別ご朱印納経料
- 散華
【購入場所】
- 西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺の拝観受付
- 奈良市総合観光案内所
- 近鉄奈良駅総合観光案内所
- 奈良市総合観光案内所
- 奈良まほろば館(東京都中央区日本橋室町1-6-2)※6月7日(金)~8月13日(火)までの販売になります。
奈良ロータスロード
限定御朱印と散華
唐招提寺、薬師寺、西大寺、喜光寺 pic.twitter.com/eFQ8xuyUTL— にじぶた (@nijibuta) 2018年6月28日
ロータスロードおすすめの時間
蓮の花は午前中に開花し、お昼を過ぎると閉じていきます。
お花を楽しむには、ぜひ午前中に寺院を訪ねましょう。
*蓮の花の開花状況については奈良観光協会のHPおよびFB『奈良・西ノ京ロータスロード~蓮を巡る古都の夏~』で確認できます。
おすすめの拝観順序と行き方
自転車(レンタルサイクル)
西ノ京駅東口のナコーレンタサイクルの写真↑
蓮の花を楽しむためには、午前中に効率よく回ってしまうのがいいでしょう。
時短にはレンタルサイクルがおすすめ。近鉄大和西大寺駅のナコーレンタサイクルで自転車を借りることができます。
西大寺→喜光寺→唐招提寺→薬師寺の順に回って、薬師寺から近鉄西ノ京駅のナコーレンタサイクルへ返却するのをおすすめします。
ほとんどアップダウンのない平坦な道ですが、電動アシスト付き自転車をご希望の方は大和西大寺南口のナコーレンタルに数台あるそうです。
こちらは台数にかなり限りがあるのでぜひ事前予約を。
ただし、電動アシスト自転車は近鉄西ノ京駅のナコーレンタサイクルで乗り捨てができないので注意してください。
いずれにせよ、ナコーレンタサイクルHPのクーポン券を利用するとお得にレンタルできますよ♪
徒歩
徒歩でも同じルートが使えます。
喜光寺からは尼ヶ辻駅が最寄りですが、大和西大寺駅へもそれほど遠くないです。
近鉄電車は大阪・三宮方面は大和西大寺駅で乗り換えが必要ですし、京都方面でも尼ヶ辻駅は普通しか停まらない駅なので、大和西大寺駅で乗り換えることになります。
≪移動時間の目安≫
- 西ノ京駅→(2分)→薬師寺北門拝観受付
- 薬師寺北門拝観受付→(12分)→唐招提寺拝観受付
- 唐招提寺拝観受付→(25分)→喜光寺拝観受付
- 喜光寺拝観受付→(12分)→尼ヶ辻駅 または →(15分)→大和西大寺駅南口
定期観光バス
定期観光バスについての詳細は、下の関連企画に記載があります。
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番外編(奈良近隣にお住まいの方・奈良に連泊される方)
拝観券は一枚ずつ引き離す形になっています。
この期間中であれば、それぞれの拝観券を一日ずつ使うこともできます。
ひとつひとつの寺院をゆっくり見たい、という方は別々の日に拝観するのもいいですね。
ロータスロード関連企画
ロータスロードでは、別途料金がかかりますが、様々な企画の用意がありますのでご紹介いたします。
定期観光バス
JR・近鉄奈良駅から定期観光バスに乗って、薬師寺・唐招提寺・喜光寺の三ヶ寺をランチ付きでめぐることもできます。
喜光寺ではご写経体験も。
ただし、ロータスロードの特別ご朱印とご朱印帳をもらうには、追加オプションとして乗車日当日に奈良交通近鉄奈良案内所またはJR奈良案内所で申し込みが必要です。
定期観光バスは、出発の3ヵ月前から2日前までに要予約なのでご注意ください。
定期観光バス予約・詳細についてはこちら
奈良交通総合予約センター 0742-22-5110
奈良交通ホームページ定期観光バス
早朝参拝
蓮の花は朝早くに開花します。
花の専門家によると一番の見ごろは7:00~9:00なのだそう。
ご朱印はもらえなくていいから、一番美しい蓮の花を静かにゆっくり楽しみたい、という方におすすめなのが早朝参拝です。
一般の拝観時間よりも早くに寺内に入れて、参拝の後には振る舞いの朝粥がいただけます。
喜光寺では写経体験もセットになっています。
最初にも書きましたが、早朝参拝の時にはロータスロードのご朱印を受けることはできません。ご注意ください。
僧侶と巡るロータスロード
僧侶のお話を聞きながら薬師寺・唐招提寺・喜光寺の順に歩いてめぐるウォーキングツアーも開催されます。
このツアーではロータスロードの拝観券を利用するので、特別ご朱印とご朱印帳を受けることができます。
薬師寺は根来穆導師、唐招提寺は石田太一師、喜光寺は髙次喜勝師が参加され、それぞれの寺院をご案内してくださいます。
さらに最後に訪れる喜光寺でお三方による法話があります。
僧侶と歩きながらおしゃべりする機会はなかなかありません。興味のある方はぜひ!
奈良・西ノ京ロータスロードフォトコンテスト
ロータスロード期間中に、喜光寺・唐招提寺・薬師寺の境内を含めた蓮の花の写真を募集する、アマチュアカメラマン限定のフォトコンテスト。
拝観したときに、境内で蓮の花の写真を撮って応募してみてはいかがでしょう。
ロータスロードで写真教室
有名カメラマンを講師に迎え写真教室が行われます。
蓮の花を印象的に撮れる構図のコツを伝授してくださるそう。
先生と一緒に撮影した写真をロータスロードフォトコンテストに応募してみては?
ロータスロード関連企画予約・詳細に関してはこちら
奈良市観光協会 0742-27-8866
奈良市観光協会HP
奈良市観光体験予約サイトNARATIME
では最後に、ロータスロード対象の喜光寺・唐招提寺・薬師寺について簡単にご紹介致します。
3つの寺院の簡単なご紹介
喜光寺
奈良時代に行基(ぎょうき)が建てたお寺。
行基は聖武天皇から頼まれて東大寺を建てたお坊さんです。
こちらの本堂は、東大寺の大仏殿を作る時に参考にされたという伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれています。
唐招提寺
奈良時代に中国・唐からきた鑑真(がんじん)が建てたお寺。
鑑真は742年に日本に来てもらえるよう朝廷からお願いされましたが、その後5回の渡航に失敗し視力を失いました。
753年ついに日本に到着し、東大寺で5年、唐招提寺で5年を過ごし活躍しました。
寺院内には、8世紀からの貴重な建物や仏像が数多く残っています。
薬師寺
もともとは飛鳥時代に天武・持統両天皇が飛鳥に建てたお寺。
平城京遷都にともない現在の土地に移されました。
度重なる災害で東塔以外の建物はなくなってしまいましたが、昭和43年から写経により資金を集めて建物の復興に力を入れ、薬師寺式伽藍と呼ばれる建物群をよみがえらせました。
残念ながら現在は奈良時代から残る東塔が大修復中で囲われておりその姿を見ることができません。
まとめ
喜光寺、薬師寺、唐招提寺の三寺院には、いずれも素晴らしい建物があって、蓮の花越しに見るその姿が本当に美しいんです。
また、唐招提寺から喜光寺までの約2㎞はのんびりした田園風景の中をすすんでいきます。(一部車が多くて狭いところもありますが。)
遠くに緑の若草山を眺めながら、大きな前方後円墳・垂仁天皇陵のそばを通る、サイクリング・散歩道としてもおすすめのルートです。
初夏のひととき、蓮の花咲く西ノ京の寺院をめぐってみませんか。