今やアイドルの名前にもなっている、赤坂にある有名な「乃木坂」。
この坂は元々、幽霊坂と呼ばれていたそうですが、この地に住んでいた明治時代の軍人・乃木希典将軍にちなんで改名されました。
乃木神社は、東京メトロ千代田線の乃木坂駅すぐそばにあります。
国立新美術館の直結駅として有名ですが、乃木神社へ行くには、美術館とは反対側の1番出口へ向かいます。
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長い通路を抜けて階段を上ると、出口のすぐ横に鳥居があり、鳥居の右手には、立派なしだれ桜が。
春にはとても美しい花を見ることができます。この日はGWが近かったため、境内には立派なこいのぼりがたくさん泳いでいました。
年代を問わず人気の乃木坂の乃木神社を訪ねてみました。
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乃木神社の御朱印と授与時間
緑豊かな境内を抜けていくと、次の白い鳥居の向こう側に、拝殿が見えてきます。
そして鳥居からまっすぐのびた拝殿で参拝します。
奥にあるご本殿へは立ち入ることができませんが、すっきりとした美しい社殿を見ることができます。そして、本殿参拝後、隣接する正松神社にもお参りをしました。
こちらは、乃木将軍の叔父である松下村塾の創始者・玉木文之進と、その甥である吉田松陰をお祭りしています。
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- 初穂料 300円
- 御参拝時間 午前6時~午後5時
- 御朱印の授与時間 午前9時~午後5時
<アクセス方法>
- 東京メトロ千代田線 乃木坂駅すぐ
- 東京メトロ日比谷線・大江戸線 六本木駅より徒歩5分
- 東京メトロ半蔵門線・銀座線・大江戸線 青山一丁目駅より徒歩9分
- 駐車場:あり (ご祈祷等の場合のみ利用可)
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その他にも、境内は見どころがたくさんありますのでご紹介致します。♪
乃木神社の見どころをピックアップ!
鳥居のすぐ隣には、乃木夫妻が崇敬していたという赤坂王子稲荷神社。
赤い鳥居が並び、神秘的な空気が感じられます。隣接する敷地には、乃木夫妻が実際に暮らしていた邸宅を見学することもできます。
毎年命日である9月13日に、内部公開もされているのだとか。
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さらに、境内には乃木夫妻からいただける夫婦和合のご利益にちなみ、隠れミッキーならぬ「隠れハート」がたくさんあります。
神聖な場所でありながら、どこか親しみを感じてしまうところも、この神社ならではかもしれません。
邸宅の反対側には、乃木會館という結婚式場も隣接されています。
館内には赤坂マダム御用達のレストラン・メゾンブランシュも併設。ランチをいただいてみたかったのですが、大人気のため満席とのことで、断念しました。
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乃木神社のお守りの中には、新婚の二人には永く寄り添っていけるようにと、白無垢と紋付袴のデザインがとてもかわいい「よりそひ守」があります。
また、年月を積み重ねた二人には、これからも連れ添っていけるように対のデザインになった「つれそひ守」が授与されます。とても人気があるお守りで、入手困難とのことでした。
見つけたカップルさんは、ぜひ入手してください♪
乃木神社の3つのご利益
軍人としての活躍に加えて晩年の教員者としての功績から、学問やスポーツを見守ってくださる文武両道の神として祭られています。
また、静子夫人との絆から夫婦和合や縁結び、さらに2つの戦争での功績から勝負運のご利益もいただけるそうです。
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ご祭神である乃木希典将軍は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した軍人です。
そして、日清戦争・日露戦争で活躍した後、学習院長として昭和天皇を含めた多くの子どもたちを教えました。
また、明治天皇が亡くなると、大葬の日に天皇を追って、妻の静子夫人と共に殉死しました。
この時乃木将軍の訃報に国民は大いに悲しみ、葬儀には約20万人もの人が参列したそうです。
その後、明治天皇への忠誠を後世に伝えたいという多くの人々の願いにより、乃木神社は大正12年に創建されました。
まとめ
赤坂・六本木・青山という大都会に囲まれたエリアにありながら、緑いっぱいのまさに都会のオアシスのような神社です。
凛とした雰囲気はあるものの、吹き抜ける風がどこか優しく、とても気持ちのよい空間でした。
境内にはベンチもあり、木陰でくつろぐサラリーマンやご近所さんらしき方々の姿も多くみられます。
今でも地元の人々に愛されている、とてもステキな神社でした。
ORION